大正七年、地中海遠征した 駆逐艦「柳」乗組員日記 書き起こし(まだ読み辛いです) 巻頭言 百年余昔、駆逐艦「柳」にて、地中海遠征の任務についていた 乗組員「山川重成」氏の日記を、その実子が所有していた。この大正の第二特務艦隊の記録実物を手打ちで電子文字に書き起こしたのが右である※山川重成は幼少時父親が亡くなり叔父の養子となって「平田」姓になる。後年結婚して子どもも数人いるころ、 ご家族がご好意で軍艦防波堤連絡会に貸して下さった。写真に1ページずつ撮影し、文字を判読できるように準備し PDF公開。実物は返却した。それを一年後に持って来られて、設計図と共に軍艦防波堤に見せに行った。 お父様の形見の腕時計をしておられた。 軍艦防波堤連絡会により 転記はじめ。2014年4月14日 転記のための写真画像撮影日2014年4月13日】 日記筆者の生きた時代の歴史空気も含めてお読み下さい。 【各文書には著作権があります。無断使用、複写、加工など禁じます。】 |
大正七年 地中海日記 (活字版) |
凡例
●護送任務の「護」は、?(草冠)が横広く書かれている。異体字だが繰り返されるこれについての説明は読みやすさのために、途中から繰り返さないことにした。そうした独特の文字が多々ある。正しくはPDFで写真をご覧いただきたい。
●「節」「柳」などの漢字には異体字が用いられる場合がある。s-jisベタテキストで表記するため異体字が表記できない文字があることをお断りする。
そうした独特の文字が多々ある。正しくはPDFで写真をご覧いただきたい。
●【】内は訳者の思いを表すために用いる。
●江戸期の解體新書の翻訳作業に用いられた○と十文字に習い、解読困難な文字については、
【仮?】の代わりに
χ仮
とする。【仮?】では、訳者の思念を示すのだから、本文に示されているかどうかが不明瞭である。
二文字以上不明なときは、
χ仮にχ または
χ仮χに
とする。
●「艦」と「船」と判別しづらい文字については、前後の文脈によって区別したものがある。
例 商船は船とした 外国船は一応船としておいたものがほとんど。
-------凡例終わり-----
容量の都合で、一年分の日記を下の4つに分けた。2016.5/6
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